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飼い主離れ [日常、犬、時事問題、家族]


   「子離れ」するって、よく使う言葉ですね。

         話しは5年前に遡ります。

         15才の長寿を全うして逝った先代ポピー(ワタシのアイコン)

  もうこれで犬を飼うのはオシマイ、と決めたのに、相方は落ち着かない。


    「見るだけだけでも、いいから・・・」 とペットショップに。


       居たんですねぇ、ソックリさんが。 早速、家族会議開催。


    「俺たちの方が先に逝くのは決まっているけど、後を引き受けて

               貰えまいか?」

       親父の犬好きを承知の息子たち、このままでは、親父がおかしくなる、

      と察して、

   「ああ、何とかするよ、引き取るのは問題ないから・・・」

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       かくして、家族の一員となったポピー2世。血統書をみれば、

     先代と父親の血が繋がっているので、ソックリさんは当然だった。

      相方は大袈裟に言えば、朝から晩まで、膝の上に乗せて大満足!


     そして、2年後にお先に失礼、とこの世にサヨナラ。

  ポピーと2人の生活になってしまいましたが、それがどれほど慰めに

     なったことか。ポピー相手のお喋りや散歩で、
  
   充分に心の空洞を埋めることが出来たのです。 

        ところが、

       相方を失った翌年の夏、部屋の敷物に足を取られて大腿骨骨折、


      手術の折に、乳癌まで見付かって、7,8月の入院生活を送る羽目に

      なってしまいました。  さて、どうする、ポピーよ。


       次男宅が引き受けてくれることになり、養子縁組成立。


       当方も退院後は、順調で恢復も早いと驚かれましたが、ウチの中に


       ポピーはいない、2階に長男夫婦が住んでいるとはいえ、1人ボッチ

   の生活に慣れるのには、かなり時間が掛かりました。


       次男は折りがあれば、ポピーを連れてきて呉れたり、呼んでくれたり。


       その度にポピーは、飛びついてきて膝の上。ベッタリ!!




       可笑しなもんですねぇ、犬でも現在、餌を貰い、散歩をしてくれる

       次男一家、特に2人の孫息子にベタ可愛がられているうちに、


       こちらへの関心が、消えることはないけれど、薄れていく。



       遊びに行っても、「あら、来たの?懐かしいね、元気にしている?」



    程度の反応の仕方に変り始めました。

  淋しいけれど、これでいいんだ、可愛がって貰って、ポピーは結果的


      に幸せになったのだから。


       飼い主離れを見事にやってみせたポピー・・でもね、

          元飼い主は、縫いぐるみが相手なんだよ。

     「しかし、よく躾けができているねぇ、コイツ」 よかった!


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  一緒に食事をしても、絶対に欲しがらない、でも、スマホカメラでも

      撮ろうとすると、プイッ!と横を向いてしまうカメラ嫌いまでは

  躾けられませんでした。


       ママも君が来るのを、お墓の中でパパと先代ポピーと待って居るからね。

     可愛がって貰うんだよ。
     

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日本語は難しい


    50代の数年、日本語教師をしていたことがある。

  
         いろはのいの字も分からないゼロの生徒が殆どだった。


        授業中は日本語だけ、動作を教えるのには、絵を見せたり、自分で


   飛んだり、跳ねたりして見せなければならなかったから、かなり体力


  消耗の仕事だったが、それでも、遣り甲斐はあった。



         ある日のこと、面白い生徒の個人レッスンを学院側から頼まれた。


       若い女性である。開口一番、「よろしくお願い申し上げます」ドキッ!



       「ワタクシ、普通の日本語を話したいのでございます。


         アメリカの大学では、日本語は敬語が難しいと申しまして、敬語を


        主体に教えて頂いたので、普通に皆さまが話しておられるような


   言葉がよく理解出来ません。ですから、とても困っております」


       ゼロからの日本語ならまだしも、これにはこちらも困った。


         確かに日本語は敬語があるから、時と場合の判断が付きにくい。


     古い話だから、(30年以上前)以前に話題に取り上げられたかも


      知れない。


      なぜ、今、また敬語かといえば、最近のN〇Kアナウンサーの言葉が


      耳に引っかかったからである。


      「天皇・皇后両陛下は、退位報告にのぞむため伊勢神宮に詣でられた。


       両陛下は、〇時に伊勢神宮に到着し、三種の神器を奉納されて参拝し、


   ・・・・特別列車で戻るご予定です」  なんかおかしいでしょう?


      ゴチャマゼなんです、敬語と一般語が。いともスラスラと。


      無理もない、敬語という分類が別にあるのは日本語だけ、と言っても


     いいでしょう。敬語も、尊敬語、謙譲語・丁寧語と使い分け、日本人は


      特に年配になれば、自然に出てくるけれど、


    「次のコンサートでは、○○を歌わせていただくことになっております」


    も、ちょっとおかしい。英語ならばMay I・・・・?などでおおかた


     誤魔化せる?けれど。 本当に日本語って難しいですねぇ。


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   ハナミズキが咲きました。白もピンクも青空に映えて美しいですねぇ。


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のんびり過ぎて・・



     たま~にノンビリはいいけれど、毎日ノンビリはこれも困る。


       話し相手なし、出掛ける用事なし、懐淋しいし・・・


       活きのいいネタなんて、大嘘もいいところの昨今。


         それでも、時は流れていつの間にやら桜のシーズンも終わり。


      いや、昨日は特にノンビリ過ぎたので、猫の額の庭の様子でも


           まあ、活きはいいか、新芽は生き生きしているし。


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    ウズベキスタンの一休さん、ホジャ爺さん、まだ元気!

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    昔ながらの火鉢ではメダカがス~~イ、ス~~イ!


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        キバナホトトギスの新芽は、もうこんなに育ちました。



      1-3.jpg相変わらず大賑わい


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    今ごろ来たって、遅いんだよ~~。くやしい~~!!


          さて、今日もこれからのんびり、刺繍でもやりますか。
 
         独り身は、気ままなれども、淋しさをひしひしと感じることも

         あるのです。


  ( 写真の修正もしないで、最低の投稿でした。)

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一部、公開ね。 [blog]


   3・4回前、2月に「遺品」という本を取り上げた記事をアップ


        しました。断捨離いう言葉にあまり好感が持てず、趣味で

      
         集めた物は、人が泣こうが笑おうが、死ぬまでそのままに・・・


        主義です。後は残された者に任せれば・・、勝手にしておくれです。



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               今日は一部、公開です。


    
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          この赤い棚、何だかお分かりでしょうか?


   上の部分を見て下さい、抽斗の取っ手、ご覧になれますか?


   活字を分類整理して置く抽斗だったのです。壊れたので駄目もとで


         青空市場に売りに出したのでしょう。


       ドイツ住まいだった時、ラインの河原でときどき開かれる青空市場


       で入手。白木で汚れ放題をタダみたいな値段で買って、自分で


       赤いペンキを三度、重ねて塗りました。シンナー中毒になるかと


       おもいましたよ。


          海外、特にヨーロッパを旅された方はご存知でしょうが、


      その土地の名前が入った、小さな水差しなどを売っていました。


       ナポリとかカプリとかポジターノとか・・最近は見なくなりましたけど。


     丹念に買い集めたはいいけれど、置く場所に困っていた時でしたから


      飛びつきました。


      それからは、旅に出ないでも、街の中にある小物やで陶器の小さな


     動物を一個300円程度で求め、棚を一杯にする日を楽しみました。


      完全なる立派な収集癖、家を改造したときも、この棚だけは超頑丈


     に取り付けてもらったので、地震4度くらいでも、何一つ落ちません


      でした。


       「一部」と書きましたが、後はまた次回・・・・いや、これで充分


   です。


        愛着の強い物たち、断捨離だ、身仕舞いだなどと言わないで、大切


      に取っておきましょう。それは懐かしい思い出にも繋がるのですから。



       相変わらずのピンボケ写真、ご容赦ください。




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遅まきながら・・・



   行ってきました、1人花見。


       もうそろそろ、お終いですね。
 
        場所は最寄りの駅から3つ目、洗足池。

  
   勿体なくも、日蓮上人さまが、おみ足をお洗いなさったので、


       この名前ついたそうです。



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      桜も見頃でしたが、ワタシの目には、柳の新芽が新鮮でした。


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     ここは、日蓮様ともう一つ、ゆかりの場所でもあるのです。


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       勝 海舟の別邸があり、西郷さんが訪れ、無血開城が実現したとか、


      当時、この辺りには池以外に何も目立つものはなかったでしょう。

  
  近々、記念館が建てられるそうです。




       桜はみなさま、素晴らしいお写真をご披露されているのでお粗末。



      青いシート、お花見には付き物ですが、何故青いのか、これまた

     いろいろ面白いお話しが出てきて・・・・



         そろそろ桜さんともお別れのシーズンです。みなさまも楽しまれた

    ことでしょう。
 

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永久欠判


  51番は永久欠番になりました。


      こちらの場合は、永久欠判です。陶芸を始めて8年近く、


      基礎から教えて頂いて作ったお皿、茶碗、丼は数知れず。今や

      1人暮らしになってしまうと、必要はありません。

     車も返上したし、出来上がったモノを見てくれる相棒もいなくなり・で


  1-1.jpg判子返上することに。


     どの作品にも、どこか目立たぬところに必ず押す作者印です。


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    「最近は陶芸じゃなくて、造形になってきたわね」先生ニコニコ。


      人形の目に通じるかも知れませんが、目の表情が楽しくて。


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      「おい、一杯、呑んでいけや」

       「呑みたいのはやまやまだけど、カアチャンがこわい」


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         「いい子だね~~」「オカアサン、遊んで~~~」


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           亀の親子は、以前、お目を汚したかと思います。


        ワタシたち夫婦と一緒のお墓に入る2匹の犬は、もうとっくに


        仕上がっています。

    
        黒い土を捏ねるのも、削るのも、年寄りの目には辛くなってきました。

       人生、終末に近くなってから始めた趣味、未練は残れどオサラバです。

   
   まだ、窯の中には、ウサギが2匹、焼きあがるのを待って居ます。

        さ~~~て、次は何をやろうかな?・・もう止めて置きなさい

                    クシュン!!!!


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