あれから1年
1年前の今日、ベットの中、身動き出来ない、看護婦さんのなすがまま。
昨日、手術が終わったばかり。
部屋で転んで、仙骨骨折、それがまさか、命を拾う結果に終わるとは。
全身麻酔をかけたとき、麻酔科の先生が乳癌を発見。
骨折の方は、脱臼で人工骨を入れる意外と簡単なものだったが、
問題は乳癌。乳腺科のない病院だったので、即手術が可能な病院
を探して下さって、仙骨の恢復、リハビリの様子をみて転院だった。
幸い、リンパ腺に転移していない初期段階だったので、全摘で済んだ。
「災い転じて福となす」じゃなくて、自分の意志に関係なく
「災い転じて福になった」わけです。
あの時、転ばなかったら、乳癌も発見出来ず、そのまま呑気に暮らして
自覚症状が出て来ていたとしたら、もうアウト!!
ブログなど書いていられない、悶え苦しんでいるか、この世から
消えていたでしょう。
通算、2か月近い入院生活を送った。
「拾った命」だ、大切にしなければならない、帰宅してから数週間の
ことは、もう記憶が薄れているが、脚の恢復が早かったおかげか、
人の手も借りないで、思ったよりも早く1人で暮らせるようになった。
息子たちが、居間にベットを入れてくれたので、キッチン付差額ベット
代ゼロの高級個人病室で暮らしているようなもの。
介護保険4度まで頂いたが、ケアマネさんが驚くほどの恢復の早さで
今月末の切り替えでは多分「要支援」になるだろう。
冗談口で「もう、早く死んじゃいたいわ~」と言っていたのが、
思いがけず拾った命ほど大切なものは、今の自分にはない。
6月30日に転んで、7月2日に手術をして・・・・
7月は厄月と決めた。次はもうない。
とは言っても、お部屋の中での転倒、増えているそうです。
ご用心なさってください。
生きている、っていいなぁ~~!