チョット怖い話。
怖い話と言っても、お化けにはまだ早すぎますね。
もっと切実な「階級闘争」のお話しです。
過日、五木寛之さんの「孤独のすすめ」という新書を読みました。
いま、日本が抱えている重大な問題とは、少子高齢化の社会現象です。「人間50年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり」 平 敦盛が作った幸若舞の一節とありますが、織田信長と結びつけて記憶しています。
そう、昔は人生50年だったようですね。
産めよ増やせよの掛け声は、戦時中から?? いつの間にか、人生100年の時代になってしまいました。
引用させて頂きます。
(かっては、人口ピラミッドの頂点近くに存在するに過ぎなかった高齢者。それがいまや、「日本人の四人に1人は、65歳以上」という状況になりました。)
医学の進歩で、殆どの病気は回復、高齢者のやるも気意欲も満々、ところが私自身も含めて年金生活者を支えてくれているのは若年層。それが子どもを作らないんですから、先細りは目に見えている。
若年層軍 対 高齢者層軍の対立が、近い将来に現実のものになってくる・・・と言うわけです。
少子化時代の人たちが、高齢者になったとき、ようやく採算が合うそうです。
よく考えると、怖いハナシではありませんか?
余韻を引きずりながら、珍しく本屋さんに寄りました。
なんと、驚いたことに 高齢者層向けの本の売り場がかなりのスペースを占めていました。
どうしたらボケないか?の類の本が一杯❣ ボケ防止の料理本、生活習慣、ボケないゲーム等々。
全ての本屋さんに共通とはおもいませんが、いささか圧倒されました。
書いている当人が、すでに91歳、今のところ膝の不具合を除いては、健康に過ごしていますが、これだけは書いておくつもりです。
「助からないと分かったら、延命治療は必要なし!」
チューブ人間になってまで、生きていたいとは思いません。父は「輸血をすれば延命できる」と言われたのをキッパリと断って、103歳で昇天しました。
日本でも安楽死希望の高齢者の願いを受け入れるべきではないかと思います。
話しが逸れました。高齢者の年金を負担している少子化時代の若年層のためにも。
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前回、頂いたコメントにお返事を書いて置いたのに、また、幾つか消えてしまっていました。
このパソコンも、かなり高齢化??どうぞ、お許しください。