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吸血鬼ドラキュラ バルカン半島の旅(2) [旅]


   ルーマニアといえば、吸血鬼ドラキュラを思い浮かべる方もいらっしゃるのでは?


     不肖、ワタクシ、全く無知でございました。

     「吸血鬼ドラキュラ」は、アイルランドの作家ブラム・ストーカーの小説であって、

  架空の話、そのモデルであり、15世紀に実在し、ワラキア公国を統治していた

  ヴラド・ツェペシュ3世は、気性は激しいながら、英雄視もされていたそうです。


     オスマン帝国に攻め込まれ、年貢を納めるように、と遣わせられた使者を

    無礼である、と言って「串刺しの刑」(当時は極刑として普通に行われていた)

    に処した、怒ったオスマントルコの大軍を迎え討ち、勝利。

    捕虜は全員、串刺しの刑に・・・・それを見たオスマントルコ軍は撤退。

    ツェペシュは「串刺しにする者」を意味するそうです。


    また、 ドラキュラはニックネームで「小竜子」を意味し、彼もそのニックネームが

     お気に入りだったと言われています。


    妖精を信じるアイルランドの作家ならでは、考え付かなかった小説かもしれません。

    ただいま、長文小説の文字を追っております。

    吸血鬼文学で、今もなお健在なのはドラキュラとフランケンシュタインだけ?


      前置きが長くなりました、

     小説「ドラキュラ」のモデルになった町、シギショアラに到着。


     出迎えてくれたのは、こちらの時計塔。高さ60メートル。


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    屋上のテラスに登ることもでき、深夜0時になるとからくり人形が動き出す。


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    12世紀にザクセン人が入植して、ドイツ系住民の職人や商人が、経済を

    発展させた、ドイツ名シェースブルグ。ドラキュラとは無関係なのに、

    いつの間にか、「ドラキュラの時計塔」と呼ばれるようになってしまいました。



      そこで昼食。


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     物語のドラキュラが生まれた家のモデル、現在はレストランになっていました。


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          物々しく時代がかった調度品、


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         ナフキンまでオドロオドロしい~~!


       お料理は2コースで最初は、人の血に見立てたトマト味のスープ


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    メインはパプリカのひき肉詰め。ということは、ドラキュラの心臓をイメージしたそう

    で・・・。


     まあ、これも一興。お味は大変によろしゅうございました。


    この小説を書いたのがアイルランド人であることに、なぜか合点しました。

    2年前に訪れたとき、妖精の存在を信じる、つまりこの世に存在しないモノを

    信じる風土、国民性に興味を持ったからで、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)も

    アイルランド人。日本の島根県に古くから伝わる霊的存在に魅せられて帰化

    しましたし、水木しげるさんも同じように妖怪の存在を信じておられました。


    あの地方には、他府県にない別な風土が存在するのかもしれません。

     話が飛びました。 駄文、拙い写真、失礼いたしました。


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コメント 31

Baldhead1010

吸血コウモリというのは居るんですよね。
吸血というより、舐めるのかな?
フィンチという小鳥の仲間も牛なんかを突っついて出血させ、それを舐める怖い奴がいるんです。
吸血小鳥。
by Baldhead1010 (2016-11-01 20:14) 

michan

okkoさん、知らないうちに何処へ。(笑)吸血鬼と対談しに行ってきたねね。はははは(^^)
建物は、色カラフルですね。
お料理は、元気でそう╰(*´︶`*)╯♡
疲れて風邪ひかないでくださいね(^^)
by michan (2016-11-01 20:24) 

HAL

ドラキュラの怖いイメージと違って、カラフルな街並みですね~
本来なら怖いモンスターですが、楽しいイベントにしてしまうのは、昨日のハロウィンに似てる感じですね^^
by HAL (2016-11-01 21:03) 

moonrabbit

ドラキュラ映画は怖かったけど好きでした。あの無敵とも思える怪物にどう戦って勝つのか・・・は、今のゲーム攻略にも通じているのかも知れません。(笑
by moonrabbit (2016-11-01 21:28) 

sasasa

ドラキュラと言えば、自分もルーマニアを思い浮かべました。
あとルーマニアで思い浮かべるのは女子の体操が強いとか(^_^;)
街もドラキュラを観光に利用しているのですね。

by sasasa (2016-11-01 22:29) 

斗夢

ドラキュラは読んだことがありません。
子供の頃、口を開くと牙が見える顔が恐ろしかった!
by 斗夢 (2016-11-02 05:32) 

takenoko

お疲れさまでした。中々の料理ですね。そう思えばそうなるし、味が良ければ全てよし。後半・・・私は松江の生まれですがそんなことはありませんよ。お化けは出ませんが、お訪ねください。
by takenoko (2016-11-02 06:09) 

yakko

お早うございます。
ドラキュラは映画でしか知りません。トマトはサラダで毎日食べていますが
あのスープの色にちょっと引きました・・・でも綺麗ですね(^_^)
by yakko (2016-11-02 09:11) 

cooper

明るい色合いの街並みが 楽しかった旅を想像させます。
お料理ですが、トマトが好きですので、美味しそう。(^-^)
by cooper (2016-11-02 10:14) 

okko

*Baldheadさん
一番みじかな吸血鬼が、蚊。生意気にバアサンの血は不味いと吸わないけれど・・


*michan
そう、ドラキュラさんとデートしてきたのよ。流石に疲れたけど、たくさん、勉強してきました。北海道より、チョイ、遠かったわ~。michanも風邪ひかないでね。


*HALさん
ペンキで塗り直しているにしても、カラフルですよね。
ブラムが訪れた頃は、時計塔みたいだったのかも知れません。ドラキュラさまさまで観光客も増えているようです。


*moonrabbitさん
怪奇映画は気が小さいので?、見たことがありませんけど、ゲームに繋がる説には
賛成です。


*sasasaさん
この後、ホンモノのヴラド公が住んでいたお城を訪れましたけど、かなり不気味ではありました。


*斗夢さん
長い小説で、読みきれるかどうか・・・文庫本で500ページ近いです。
ワタシも牙しか思い出せません。


*takenokoさん
そうそう、オフザケと思えば・・・美味しく頂きました。松江のお生まれですか。水木さんが「ノンノン婆」から妖怪の話をいつも聴かされていた、小泉八雲については、忘れましたが何かの本にそんなことが書いてあったので。怪談でなくても、きっと昔話が豊富な所なのでしょうね。  出雲大社には伺いました。


*yakkoさん
映画も知りません。 赤ワインを呑んでいる方もいましたけど、ますます赤い!
赤いパプリカ、それからもよく食事で使われていましたよ。


*cooperさん
ルーマニアの田舎、色合いが明るいのに気が付きました。石畳の道が歩き難かった! トマトスープ、家でも簡単にできそうでしたよ。
by okko (2016-11-02 14:39) 

お茶屋

これまた 色々と勉強になりました!!
って、人の血に見立てたスープ・・・
血が弱いお茶屋、しばらくトマトスープが飲めなくなりそうです(笑
by お茶屋 (2016-11-02 15:13) 

なかちゃん

ドラキュラ伝説は色々と脚色されたものがあって、それぞれが面白いですね ^^
実在した方は地元では英雄だったというのも聴いたことがあります。
ホントは映画を観るだけでも怖いんだけど、また借りてきて観てみようかな?

お料理の方は、とても美味しそうです。
ビールがたくさん呑めそうだ (^^;

by なかちゃん (2016-11-02 15:57) 

okko

*お茶屋さん
何もかもが勉強ですねぇ。 美味しかったですよ!人間の血って・・・・


*なかちゃん
ワタシ、怪奇映画苦手なんです。だから、見たことないの。
国を救った英雄扱いされていました。

料理よければすべて善し、残念ながら、昼からビールはあきまへんでした。
by okko (2016-11-02 16:14) 

テリー

ドラキュラが、生まれた家のモデル、こんなレストランになったのですか。

吸血鬼文学で、今、なお健在な物は、バンパイアでしょう。
海外テレビドラマでは、まだ、色々なバージョンで、シリーズ化されています。

そして、バンパイア等を始末してゆくスーパーナチュラルなんていうものもあります。

まあ、ドラキュラが、海を渡って、アメリカに行き、バンパイアになったのかもしれませんが、ーー。



by テリー (2016-11-03 00:02) 

OJJ

お話のドラキュラ、好きでも嫌いでもないですが、この料理は遠慮しときます・・
こちら柳田国男の産地ですから妖怪の3匹や5匹は多分いるでしょ、今でも。
by OJJ (2016-11-03 11:39) 

okko

*テリーさん
上でも書きましたが、吸血鬼小説って読んだことがないので、バンパイアって名前を聞いても、実体がわからないんです。

妖怪や妖精については、嫌いじゃないので水木さんは大好き。

吸血鬼には、死んでから人の血を吸って蘇りを・・・転生輪廻の思想が含まれているとか、なるほどね~です。


*OJJさん
この方も遠野物語で、かなり奇怪な民話を蒐集されていますね。でも、実際に遠野の土地を訪れたことはないそうでっせ。
だから、産地にはいないんじゃないでしょうか????
by okko (2016-11-03 14:28) 

engrid

ドラキュラ伯爵のお話は、知っています、モデルの方が見えるそうでね、
でも いつの間にか 吸血鬼になって、黒マント姿にですよね、
観光には役立ってはいますね
お料理は、遠慮いたしたいですけれども、、、
by engrid (2016-11-03 17:53) 

koto

あの地方出身のうちのオトウサンは普通のオッサンです。
by koto (2016-11-04 00:11) 

nikkin

色彩豊かな街ですね。
シギショアラ、覚えにくい名前であり、怖そうななまえでもあります。
レストランまでもがドラキュラの雰囲気を演出するとは、少々悪のり気味ですね。
客によっては食欲を落とす人も…。
by nikkin (2016-11-04 09:11) 

たいへー

従業員がドラキュラのコスプレだったり、
トイレが棺桶だったりしてたら、面白かろう。(^^
こーゆーのは、やっぱり日本人の発想なんでしょうね。
by たいへー (2016-11-04 11:03) 

okko

*engridさん
とても国を想う名君だったそうですよ。

いえいえ、お料理、美味しかった!パプリカの肉詰め、こんどつくってみようかな、と思うぐらいでした。


*kotoさん
人の感性はそれぞれだから、八雲やしげるさんはその面が常人ではないのかもね。古いお話がたくさん、ある地方なんじゃないかな?


*nikkinさん
覚えにくい名前の地名が多かったように思いました。

お遊びとうけとるかどうかは、それぞれでしょうか。みんな、結構、笑いながら楽しい食事でしたよ。


*たいへーさん
コスプレありですよね~~。そこまで悪乗りしないのは、モデルとされた統治者が名君だったからかも。
by okko (2016-11-04 14:52) 

ぼんぼちぼちぼち

ドラゴンの看板、すごくお洒落でやすね!
血や人肉に見立てたお料理も面白いアイデアでやすね。
日本でいうと、幽霊居酒屋みたいなノリかな?
by ぼんぼちぼちぼち (2016-11-04 15:46) 

きまじめさん

ドラキュラと言えばその黒い衣装と鬼歯で
生き血を吸うぐらいしか知りませんでしたが、本当は英雄だったのですか。
それにしてもドラキュラ料理、強烈ですね。
by きまじめさん (2016-11-04 23:43) 

okko

*ボンボンボチボチさん
なかなか思い付かないデザインでやんした。
なにごとも、ご愛嬌ということで、満腹満足でやんしたよ。


*きまじめさん
だいたい、この種の小説には興味がないので、しりませんでした。
民をおもう名君だったそうで、小説の方が先に頭に入っていると、マイナスイメージになりますよね~。
by okko (2016-11-05 14:01) 

shiho

ドラキュラ~!
きゃぁ~(/ω\)
怖いよ~って叫びたくなっちゃう(笑)
ナプキンやお料理までドラキュラをイメージしてるなんて。
by shiho (2016-11-05 21:59) 

okko

*shihoさん
なかなか、考えてますね。

ワタシなんて、小説だとも知らないで・・・・まだまだ、知らないこと一杯あるなぁとつくづく感じました。
美味しかったわよ~。
by okko (2016-11-06 11:48) 

トモミ

TVでは見たことがありますが、凄いところへ行かれましたね!
by トモミ (2016-11-08 07:03) 

ぼっこ

色とりどりの建物にびっくりです。
ドラキュラ映画は何本も見ました^^
by ぼっこ (2016-11-11 11:47) 

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by Rachelle (2021-09-09 14:43) 

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April

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