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あの列車はいま?


   暑さで外に出られず、写真の整理などを。 懐かしいあの列車は、その後、

   どうなったんでしょう?



   中国が鳴物入りで宣伝していた「天空列車」 青海省西寧からチベット自治区ラサ

  まで開通した青蔵鉄道です。2006年7月開通。


   旅行社もツアーを企画、9年前、第2回目かのそれに参加したときのお話です。

    高地に身体を馴らすために、まず、西寧に一泊。


    その町の郊外に、あったのがダライ・ラマの生家。


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                身内の方が管理されていました。

          ご存じのように、ダライ・ラマは目下、インドに亡命中です。


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   世界一標高の高い場所を走る列車で、ラサまで2000キロの旅でした。


   酸素呼吸器まで完備された個室は、2段ベット、決して豪華とは言えませんが、

   それは求める方が無理というものでしょう。


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   世界鉄道標高最高地点5072メートルの、タングラ駅。


      車窓からの風景は、雪山あり、草原あり、不思議な雲の出現あり、

      飽きることがありませんでした。この辺りを流れるトト河は、長江の源流です。


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       以下、略します。無事に、 終着駅ラサに到着。


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      ポタラ宮殿・・・・・・・感動を絵に描いたような壮大さでした。


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  宮殿の前面には、水を満々とたたえた池があったのですが、中国が埋めて

   北京の国民広場のような、殺風景な広場にしてしまいました。


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           聖なる湖ヤムドク湖、バスはさらに山道を登って



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     富士山よりも高いカンパ峠。頂上までは、年齢的に無理だからと、バスを降りて

    周囲に広がる雪山に目を奪われておりました。


    こんな山の合間にも、人々の暮らしと信仰が息付いていました。


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    旗のように見えるのは

    hata1.gif   ルンダ。

      お経の中心に馬がいて、馬に乗って聖地を巡る、意味があるそうです。

     (これは、紙で出来たお土産用で、翻っている旗には文字は入っていません)


      ラサに戻り、ラマ僧の修行や、五体投地を垣間見たりしたのも忘れられません。

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     ところで、ハッキリ見えませんが、この犬、ポピーににていません?


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     特に右端のなんか、ソックリです。

     シーズーは、チベット犬ラサ・アプソと狆との混血だそうです。


     写真を見直していると、時が経つのを忘れます。



     ダライ・ラマは依然として、インド亡命中。中国は、いったい、何処まで領土を

     広げるつもりなのでしょう。

     1959年3月に起こったチベット動乱、以来ダライ・ラマは帰国していません。

    「 戦争のない世界を」、敗戦後70年を経て、誰もが口にする言葉ですけれど、

    我欲のために、他国を奪おうとする国が存在する限り、平和は訪れません。


     9年前の旅行を思いだしながら、沖縄に近い海で油田開発に余念のないかの国

   の、飽くなき欲望にいまさらのように脅威を感じています。


      そうそう、最近は旅行社のパンフレットにも姿を見せないあの列車、

    どうなったいるのでしょう。なかなか味わえない旅だけに気になります。



     長文、ご拝読頂き、有難うございました。


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moonrabbit

ポタラ宮殿は生で見てみたいですね。
今はダライ・ラマが訪日しても全然報道されませんね。
中国への配慮とか、そういうのはいい加減止めて欲しいです。
by moonrabbit (2015-08-12 17:30) 

お茶屋

海外経験が少ない自分にとって
いつも貴重な記事を楽しみに拝読させていただいております♪
by お茶屋 (2015-08-12 17:44) 

Baldhead1010

何年か前にこの列車の旅をTVでやっていたようにも思います。

標高が5,000m近く、呼吸困難になりそうですね。

争うことよりも協調することが大事だというのが彼らにはまだ分からないのでしょうね。
by Baldhead1010 (2015-08-12 17:46) 

HAL

ググッったらツアーはしっかり存在してるようですよ。
でも、個人的には今日まで知らない情報でした。
南の島のことしか頭になかった(^^;
by HAL (2015-08-12 18:55) 

やっしー

天空の旅気分を味わせていただきました。 すばらしい旅の記録ですね。

中国の力ずくの現状変更も恐ろしいですが・・・
もっと憂うべきは、日本国内へ浸透している勢力(マスコミ、政党、企業など)が、
中国の代理人、代弁者のようで、いつも歯がゆく思います。
それを見分けられるように、わたしたちがもっと賢くならないといけないのですが。。

by やっしー (2015-08-12 20:13) 

cooper

ポタラ宮殿、間近で見ると 素晴らしいでしょうね。
okkoさんが紹介して下さる旅行先は、
異国を 旅してる感が強く 素敵ですね~!
by cooper (2015-08-12 20:28) 

きまじめさん

男性の方が酸素ボンベを必要としたのに
okkoさんは大丈夫だったといわっれていたので驚いた記憶があります。
by きまじめさん (2015-08-13 00:25) 

takenoko

行くチャンスがあっても、あの国には行きたくありませんね。(お金もないですが・・・)
by takenoko (2015-08-13 05:13) 

Silvermac

先日、ブラッド・ピット主演の「セブン・イヤーズ・イン・チベット」をを観たばかりです。
by Silvermac (2015-08-13 08:38) 

OJJ

こんな景色の中を列車の旅は楽しいでしょうね~
チベットと言えば椎名誠の奥さん(渡辺一枝)さんの馬での紀行を思い出します。
by OJJ (2015-08-13 08:43) 

shiho

ダライ・ラマは今、亡命中だったんですね。
by shiho (2015-08-13 09:04) 

ぼっこ

素晴らしいですね。
広い大地、美しい宮殿、目の覚めるような湖、想像が出来ないような
素晴らしい景色が何とも美しいです^^
それに引き替えて、恐ろしさを感じる国の動きがとても残念に思えます。
by ぼっこ (2015-08-13 11:45) 

みち

素敵な旅の記録ですね。景色だけでなく人物も写っていると、
その土地の文化も覗けるように思います。
okkoさんの記事を読んで、写真をちゃんと整理しておかないと!と思いました。
by みち (2015-08-13 13:52) 

MIKUKO.

何よりも雲の存在感に圧倒されます。
高地に行くと、やはり空気が薄く感じられるのでしょうか。
旅のスケール感が違いそうですね。
そんな写真の整理って楽しいでしょうね~^^♪
by MIKUKO. (2015-08-13 19:36) 

engrid

はためく旗と、澄んだ空
今もそのままでしょうか。
暮らしもでしょうか
by engrid (2015-08-13 22:24) 

okko

レス遅れてすみません。

*moonrabbitさん
登りはかなりきつかったです。もう骨折後でしたから。
でも、仏像や経典の多さにはビックリしました。
確か、チョット、報道されましたね。何をおもねる必要があるのか、分かりません。
いい加減にしてもらいたいです。


*お茶屋さん
この旅にでたのは、73才のとき、老後にごゆっくりと楽しんでくださいね。


*Baldheadさん
ニュースでも、大々的に報道していた記憶があります。

最近入ってくる、ツアー案内から姿を消したので不思議に思っていたのです。
空気が薄い経験を初めてしました。

さあ、明日の70年談話では、また、お詫びなんでしょうねぇ。お詫びには[許す」があって当然、いつになったら許してくれることやら・・・ウンザリです。


*HALさん
ありましたか? さすが、潜って調べるのがお上手です!
でも、あまり話題には上っていませんね。 興味がお有りでしたら、是非!


*やっしーさん
有難うございます。

そうですね、中・韓両国の話題になると、なぜか腰が引けた状態になるメディア、
しっかりと見極めましょう。海底油田も領海内に、負けずに施設を作ればいいのになぁ~、歯がゆいです。


*cooperさん
宮殿の前に広がる幻の池を見たかったです。 
信仰心は、持ち合わせていませんが、神々しい気分に浸れました。


*きまじめさん
あれはね、禁止されているアルコールを車内で飲んで、意識不明。ひと騒ぎあった話だったと思いますよ。懲りたのか、その後は問題起こしませんでした。 


*takenokoさん
異文化に触れるのは、自分の国を見直すことでもあり、ワタシは嫌いじゃありません。これだけ欧米化されてしまった日本です。因みに8日間で23万円でした。


*Silvermacさん
捕虜になったのを、脱走する話ですね。寒さとの闘いは大変だったでしょう。


*OJJさん
乗客は、私たち15名のほか、ドイツ人が多かったような。廊下に立ってただただ、景色やヤクの群れなどを声を上げて、見物していました。
椎名さんの奥さま、馬で・・・?知りませんでした。何という本ですか?


*shihoさん
まだ亡命中ですよ。「そろそろ家族の顔も見たい、もう40年以上の亡命になるから」と言われたそうです。争うために帰るのではないのに、理不尽ですね~。


*ぼっこさん
言葉ではとても言い尽くせない風景でした。

人々の信仰心の篤さにも目を奪われました。心に深く響く旅行が出来て、幸せだったと思います。
あの国は、いまに世界中を自分の手に・・・な~んてまさか思っているのではないでしょうね。 


*みちさん
実をいいますと、チベット旅行の写真が一枚もないのに気が付いて、探せどメモリーチップも行方不明。
フォトハイウエイに、アルバムとして預けてあったのを思いだし、またそこからダウンロードした、というのが実情なんです。やっぱりすぐに、纏めて置かないと後悔しますね。


*MIKUKOさん
車窓の風景も、現地のそれも、珍しいを通り越したものでした。

充実していたせいか、酸素不足はそれほど感じませんでした。
ワタシ、カメラは素人、どれも小さなデジカメで撮りましたが、それはそれで、自分にとっては、たいせつな宝物です。


*engridさん
湖の畔に生活する人たち、みんな親切で友好的。チベット人の生活が、あのまま、今でも続いていることを願っています。

by okko (2015-08-14 16:48) 

OJJ

再訪失礼します。
「チベットを馬で行く」著者:渡辺一枝 発行:文藝春秋・文春文庫。買ったのは文庫本ですがなんでこんな分厚いのが一冊で出てるんや・・と。
by OJJ (2015-08-14 21:12) 

テリー

天空列車で、旅行されたのですね。
テレビで見ましたが、中国は、旅行したくないですね。
何を食べささせられるかわからないし、エレベーターに、巻き込まれるかもしれないし、どこで、爆発事故があるか、わかりません。
天空列車が、事故を起こしても、まともに、補償されないことは、間違いないでしょう。
by テリー (2015-08-14 21:41) 

okko

*OJJさん
情報、有難うございます。探してみますね。


*テリーさん
コメントを頂くのは嬉しいのですが、頭から否定されると悲しくなります。ひとそれぞれです。
世界中、安心して旅行出来る国は、今や探す方が無理かもしれません。

新幹線神話も消えましたし、花火工場の爆発もありました。殺人も毎日のように何処かで起こっている日本です。いつ、何が起こるか分かりません。
エレベーター事故もありましたね。補償問題も、憶測は不可能かと。

感想も聞かせて頂けなく、否定のみでしたらコメントは頂かないほうがよかったかもしれません。お気遣いなく。

by okko (2015-08-15 08:36) 

nikkin

いい旅に行ってきましたね。
世界の果てに近い感じです。
by nikkin (2015-08-15 09:03) 

okko

*nikkinさん
思い立ったが吉日とやら、未知の世界に興味を抑えきれずに参加しました。
9年前の話ですから、今はラサの街ももっと中国色が濃いかも知れませんね。
by okko (2015-08-15 09:15) 

mwainfo

「あの列車はいま」、チベットは中国の侵略を受け、ダライラマの亡命後、今はどういう状況なのでしょうか。
by mwainfo (2015-08-15 18:32) 

okko

*mwainfoさん
ますます中国化しているでしょうね。もう行きたくありません。純粋な文化が穢されているいるかと思うと。
by okko (2015-08-16 11:59) 

たいへー

旅行も良いですなぁ。
9月に家族旅行を計画してますが、息子は社会人になったから
参加するかどうか微妙です。 娘も卒業したらもう出来ないでしょうから、
夫婦でどっか行くか・・・いけるかな?(笑
by たいへー (2015-08-17 06:24) 

okko

*たいへーさん
お疲れさまでした!

お兄ちゃん、もう社会人ですか。早いなぁ~。
多分、親よりも友達と一緒に行きたがるでしょう、ウチの経験では。
ワタシは、1人のツアー参加が好き。それも60代後半から、現在に至るまで。
ジイは、もうメンドクサイと、拒否するし。

行ってください、ご夫婦で。見聞が広がりますよ~~。
by okko (2015-08-17 09:09) 

a-silk

チベットのお坊さんをネパールのキャンプで見たことがあります。
チベット人は昔の日本人を思い出させるお顔で、何か懐かしい気持ちになりました。
by a-silk (2015-08-17 09:16) 

okko

a-silkさん
言われてみれば、そんな感じがありました。会った人たちはみんな、笑顔で優しかったですよ。
by okko (2015-08-17 15:02) 

Loki

 新しい物を作った時は自慢げに外国に向けて報道するのに、その後の報道が無いのは無理して作った反動で何かしらの不具合が有るからなのかな? って勘繰りたくなっちゃいます。

 良い時に、行って来れた様で、何よりでしたね。
by Loki (2015-08-17 19:36) 

okko

*Lokiさん
↑の方で頂いたコメントに、ぐぐってみたら、まだツアーは催行しているそうですが、表舞台には表れていませんね~。

ワタシの時は、大騒ぎで宣伝していました。チベット民族特有の宗教や文化もすっかり中国化されてしまったのではないでしょうか。
by okko (2015-08-18 15:19) 

マリー

チベットは「天上の地」バチカンのように聖域・聖地にすべき場所です
世界遺産にして某国の魔の手から守ってあげたら、ダライ・ラマさんも戻って来れるのに(安易な発想ですね) ポピーちゃんのルーツ。0kk0さんはチベットと少なからず、ご縁があるみたいですね。不思議な雲!
by マリー (2015-12-03 06:34) 

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